ヘッド交換(1)

 

       ゴールデンウイークを使って、ヘッド降ろしに挑戦!
        ついに、後期型のヘッドに載せ替えました。
           
        
川端さん、宮本さん、ご協力ありがとうございました。    

4発同時点火など実験しているうち2回もオーバーヒートしてしまいましたが、その後クーラントを吹くなどの現象が・・・。
以前からクーラントの減りが気になっていたのですが、ついにヘッドガスケット抜けか?
 

在りし日の「4発同時点火」実験中のエンジン

画面の右上のコードの挿っていないデスビに注目!
純正のデスビのローター部は、使っていない。

某旧車雑誌に紹介されていた「4気筒同時点火システム」

全気筒同時に点火する、まさに「常時点火」システム。 
プラグは、通常の4倍のタイミングで火花が飛ぶ為、
タイミングライトが使えなくなった。 

その為か温度が上がりぎみで実験中2回も
オーバーヒート。 

プラグは真っ白。接地電極は火ぶくれ状態。 かなり、
温度が上がったようでガスケットにトドメをさしたらしい。

名実ともに 「炎のチャレンジャー」 になって
しまいました。(合掌)

  現状でも走れない訳ではないが、このままでは今後のイベントにも影響が・・・。 とにかく ガスケット交換を決意。
  ガスケットを発注したが、GW中に間に合わないので、川端さんからガスケットを送ってもらいました。(恐るべし、川端共販?)
 
 5/3 
 ガスケット交換手順を師匠に電話で確認中、急遽ヘッド載せ替えに計画変更!
 長年、置いてあった後期型のヘッドの整備を始める。
 これで日産車のインジェクターが選び放題!
 GT-Rの444ccインジェクターも夢じゃ無い。 ウハハハハ!

 バルブの周りの段差が大きいので、リューターで、角を削ります。
  (そういえば、排気バルブの横の燃焼室の出っ張りはなんでしょうね?)
 また、軽くポート研磨のマネごとなど・・・。

 5/4 は、朝からエキマニ外しでした。

 
まず、ジャッキUPしてタービンのOILリターンホースをOILパンの所
  で外しますが、これが・・・なかなか取れません。 

  写真はオイルパンを下から見上げた所です。
  中央のホースバンドが、タービンからの OIL リターンです。
  しかし、抜いても、オイルは、一滴も出てきませんが・・・? 

  フロントパイプとの接続部を外します。
  わかりにくいですが、フロントパイプを下から見上げたところです。
 エキマニのスタッドのナットは思ったよりも簡単に取れましたが、
 タービンをシリンダ・ブロックに固定 しているホルダーが取れません。
 触媒のボルトまで外し、フロントパイプを ずらして、ホルダーごと
 タービンを外した所で、助っ人登場! 

  宮本さん、ありがとうございました。
  ( 彼は昨年、自力でPIAZZAのヘッドを降ろした猛者です。)
 一番、本人が怖がる、タイミングベルトや、パワステポンプ/プーリー
 など指示もらいながら、また、手持ちの工具では、歯が立たない所は
 工具を、お借りして、進む、ススム。
 いよいよヘッドボルトを緩めて、降ろしにかかります。
 指示をもらいながらラジエータとバルクヘッドにまたがり、降ろしますが
 ヘッドは浮いてるのに、引っかかりが・・・。
 宮本さんに、横から見てもらい、残ったホースや、ハーネスを外して
 ダンボールの上に、仮置き。降りてからさらに車の横に降ろした時は
 「やったぁー!」

 しかし、シリンダー内部の壁って、キレイですねぇ。

後は、ガスケットを点検。しかし・・・水穴がつながったりはしてない様子。
燃焼室の中も、特別おかしい事も無いが・・・? 
EXT側バルブは、4つとも「真っ白」でしたが・・・?

←降ろしたヘッド

外したヘッドには、シリンダーから水穴周辺まで、髪の毛のようなキズが
有りましたが・・・。
古いガスケットをスクレーバで剥がします。あああ、カスが水やオイルの
穴  に入ってしまう・・・。なるほど、後でオイル交換ね。 
助っ人がいるうちに、ヘッドガスケットに液体ガスケットを塗って
(これまた、どのくらい塗って良い物か判らなかったので聞きました)
ヘッドを載せ、ヘッドボルトをトルクレンチで締めつける所まで完了できました。
  
この後(1人)になると・・・例によって、ペースが落ちました。(爆)
5/5  タービン取りつけ、および油冷タービンのバンジョーボルトの穴を加工。

バンジョーボルトにオイル穴がありますが、この穴が1mmあるか無いか
の大きさでした。前期型は、冷却水がタービンに回っていませんので 
タービンの軸受け冷却については、このオイルだけが頼りです。 
そこで、このオイル穴の径を大きくして見ました。

←改造前


あまりヤルと、バンジョーボルトが千切れてもヤバイのでホドホドに・・・。 
面取り、バリ取りも行って洗浄、焼きつき防止グリスを塗って組み立てます。 
体感出来ないでしようが、ちょっと安心かな?(気休め?) 

  うはははは、こんな所がチューンドなのじゃ!

←改造後


後日、さらに進化!(の予定)


キノクニから届いたカタログを見ていて、
EARL’Sのバンジョーボルト(スチール製)を発見。

9/22に、キノクニで実物を見て、購入しました。
オイル穴が大きい上に、貫通しています。(穴が2個)
M10×23mmの1.5mmピッチでサイズもバッチリ。

ただし、頭は、9/16インチです。
めったに触らない所なので、良いかなとも思います。
(今度ストレートで、9/16のコマを買って来なくては・・・)

 5/6
   インマニ周辺、ワイアリングや配管、フロントパイプ取り付け。
    パワステポンプ、タイミングベルト/プーリー取付けするが、 コマずれに悩む。 (3コマずれている)
    結局、再度テンション緩めて、ベルトをずらしました。

  その後、何度もプーリーを回し、カムプーリーの合いマークとクランクプーリーの合いマークとが
  一致(カム1周とクランク2周で) するので良しでしょう。

  バルブのタペット調整する所で、シックネスゲージが見当たらず、中断。
  明日にでも、ストレートで買ってこよう。
 

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                                                   2001.09.23