ヘッド交換(2)

5/12の土曜日、ついに作業完了。 だが、しかし・・・エンジン始動せず(涙)。

タペット調整に悩み、師匠各位に電話相談。やっと組み上がったのですが・・・かかりません。              
最初は、フューエルラインに空気が入ってるからだと思いましたが、いくらセルを回しても初爆がありません。      
ハーネス/カム・プーリーやタイミングベルト/デスビの向き・・・ どれも再点検しましたが・・・良さそうなのに・・・!?
しかも、燃圧がすぐ抜けたりもする?・・・  強制的にインジェクターを開きっぱなしにしても、プラグは乾いている??

シリンダー内部にガソリンをたらしてからプラグを付けて始動すると、1回だけ「ブルン・・・」と初爆あり。 (おお!)   

インジェクター固着だろうか? 何年も置いてあったし。 でも、4本ともと言う事は考え難いような気がするし・・・?    
以前に解体車から外して来たインジェクタだって、動いていたし。                                 
あ、でもこの時は、フューエルラインにはガソリンが有ったが 今回のヘッドは、ヘッドだけで置いてあったなぁ・・・。    

ゴミか?燃圧がすぐ抜けたりするのは、小刻みにKeyをひねると治ったりする。これは燃圧レギュレータにゴミがはさまったのか?

 うーむむむ。・ ・ ・ 予想外のトラブル。   

とにかく、インジェクターを外してテストするしか・・・。 インジェクターがダメと判っても、コレは交換するしか治せない・・・。
変わりのインジェクターは・・・無い。  うーん。当面は「お不動さん」に違いねぇ・・・。(合掌)                 

川端さんに相談しインジェクターを点検・・・ 4本共、固着が判明! 部品手配の協力を要請しました。 「来週は見てろよぉ」(爆)  

 で、5/19の土曜日 気を取り直して作業開始!!                        

5/19(土)
川端さんから送って頂いたインジェクターを掃除します。 
セフィーロのRB20の物との事ですが、ノーマルを 
20ccだけ凌駕する、260ccインジェクターです。 

ただし、抵抗値が異なるので、ドロッピング・レジスターを 
ショートする為の 「ハーネス・カプラ」 を製作します。

黒いカバーの有るのが「ドロッピング・レジスタ」のカプラーです。
ひとまず、「ドロッピング・レジスタ」を直結するジャンパー線を
作ります。
インジェクターの根元(フューエル・デリバリーパイプにささる部分)
の「Oリング」は新品に交換。オイルを塗って取りつけます。
イスズ純正は高いので日産の物を採用。
   (これも川端さんに手配してもらいました。ありがとうございました。)
ヘッドを交換したばかりというのに、サージタンクなども外し 、
フューエル・デリバリーパイプを外してインジェクターの交換です。 

外したインジェクターの内部はヘドロ状の詰まりが有りました。 
フューエル・デリバリーパイプの内部も掃除しました。
インジェクター先端(オレンジ色の、ノズル部分)の所の 
ゴムブッシュを1個、インマニの下に落として紛失。 
半日かけて探すが見つからず、外したヘッドから取って使用。
(うーむ、家に居ながらにして、解体屋気分ですな)
 

←後期型のフューエル・デリバリー部分のアップ。
ノーマルとは異なる赤い
インジェクタが、お気に入りです。(笑)


組み上がったエンジンを始動!・・・が・・・かからない?  ドロッピング・レジスターのカプラーを挿し忘れてました。  
気を取り直してセルを回すと・・・ あっさりかかってくれました。(喜)    空ぶかししても、レスポンスが良いぞ!  

しかし、アイドルが下がってくると、ハンチングする?                                      
なんだか、焦げ臭い匂いがする?                                            
 タイミングベルト周辺から、シューシュー音がする?                             
 LLCのエア抜きをしていましたが、エンジンを吹かすと  ボコボコ気泡が出てくる?      
さらに・・・エキマニ周辺から、薄っすらと煙が!                     
 あわてて、エンジンを止めて点検。 あああ、またしても憂鬱・・・。  
 
ハンチングは、サージタンク周辺のバキュームホースの指し忘れ。 

タイミングベルト周辺の、シューシュー音は、カバーのネジの付け忘れ。 

焦げ臭い匂い/エキマニ周辺の発煙は、EGRのパイピングのナット 
に塗った焼き付き防止グリスが原因らしいが、いつまでも発煙が 
収まらない。ナット(画面中央下部、右)を増し締めすると解消。 

LLCの気泡は、少し減ってきたので走って様子を見る事にする。 

リザーバータンクにペットボトルで作った「サブ・リザーバータンク」 
を増設し、いざ、テスト走行開始。

実際に走ってみると、レスポンス/トルク感など、今までよりも  明らかに良くなっています。  
水温を気にしていたのですが  ついついアクセルを踏み込んでしまいました。(爆)         

時々、ボンネットをあけて、LLCのリザーブタンクを点検。  吹いて無い。 と喜んでたら、    
あれっ? 車の下が濡れてる・・・。  なんと、バルクヘッド周辺が緑の水(LLC)だらけ!!!  
結局、ヒーターホースの「ホースバンドの締付け忘れ」でした。 (ホッ?)              
その後、高速道路を連続走行しましたが、問題有りません。 
                

効果

LLCを吹かなくなっただけでなく、明らかに調子が良くなりました。レスポンス、トルク感、はっきりと体感できます。 
 (どう言う訳か、低回転域でのトルクがアップし、大変乗りやすくなったのは不思議ですが?)
私の車は12万Km走ったエンジンですが、交換に使った 「後期型ヘッド」 は6万Kmほどの物だそうです。 
たいした事をしてなくても、調子良くなる訳ですね。 燃圧のブレも無くなりました。(コレは何だったのでしょうか?)

課題: どうも、まだ若干LLC漏れがあります。エアコンのコンプレッサー部分がLLCで濡れていたりします。
     その上にあるインマニの下の純正の水温センサ周辺から垂れている?  外した前期型ヘッドも、
     ここに漏れた跡がありました。 そのうち水温センサを外して、シーラー剤を塗り直して見る予定です。

ライン
         

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                                                         2001.06.19