こちらは、エバポレータの温度検証用に付けたヒータコア閉鎖バルブです。 |
そもそも・・・ |
2004年 夏・・・ 梅雨も明けて、いよいよ夏到来だが、 PIAZZA で移動中、ヤケに暑い。 送風を最大にしたが、音ばかりで風が来ない??? 送風がデフロスターのまま、切り替わっていない。 スイッチの LED は切り替わっているので、 どうやら送風を 切替えているモータ(アクチエータ)が動いていないようだ。 やれやれ、またしても火中の栗を拾ったか・・・いや、むしろ 振りかかる火の粉を払う・・・の方が正しい表現だな、きっと。(爆) ※ 注 以下は、JR-120の XS のマニュアルエアコンについてです。 オートエアコンは、回路/構成が異なります。 |
コントローラ | 救世主はそこに居る・・・かも。 |
PIAZZAのエアコン故障で、私の知る限り 頻度の高いのが、コントローラ基板の 半田クラックだ。 実際、自分の車のみならず、知人の PIAZZA オーナーと、その家族を 救った実績がある。 |
余談だが、オーナーの家族を灼熱地獄から救う事は 「こんなエアコンも効かないボロ車 さっさと乗換えるのよッ!」 と言う、いかんともしがたい危機を回避できるかも しれない。 |
実は、少し前に、「ある事」を調べていて 送風を足元に切替えても、切り替わらないことは 気が付いていました。 送風を足元に切替えるアクチエータ(モーター) をコントロールしているユニットが左の写真の コントローラです。 ※ 温度調整が最低なのに熱風が吹き出し、時々 ショックなどで治る場合は、このコントローラでは なく、グローブBOX裏に位置するコントローラの 半田クラックの可能性が高いです。 |
|
場所は、エアコン・ユニットの右端。 運転席フットレストの左上を見上げれば かろうじて見える・・・。 作業の為、クラッチに上あたりのユニット (TCSコントローラ/ノックコントローラ) を外しますが、それでもこのユニットを 外すのは大変です。 |
|
銅パイプの下の白いものが、送風を足元に切替える アクチエータです。 問題のコントローラは銅パイプのさらに上に 取り付け られています。 この写真は、コントローラを外した後です.。 見難いですが、緑色の電線が、抜いたコネクタです。 |
|
ようやく摘出したコントローラを点検するが、 予想された「コネクター部分の半田クラック」は 認められませんでした。 ヒーターコアからの LLC 漏れによる「パターン腐食」 が有ったが、テスターでパターンの導通を見る限り、 異常は無いようです。 念の為、ジャンパーを飛ばしておくが これでは解決できませんでした。 |
|
原点に立ち戻り、送風を足元に切替える アクチエータのコネクタ電圧をチェック。 電圧は切り替わっています。 アクチエータを外して分解、点検すると、 ヒーターコアからの LLC 漏れをかぶったらしく 「パターン腐食」が有りました。 錆びたパターンを補修して、送風を足元に切替え られるようになりました。 |
|
しかし・・・。 | 送風がデフロスターのまま、なのは治っていません。 |
結局、送風をデフロスター側と室内に切り替えを するアクチエータが動いていないことが判明。 おそらく送風を足元に切替えるアクチエータと同様 の故障と思われますが、アクチエータの位置が悪く 取り外しが出来ません。 ダッシュボードを外せば簡単でしょうが、 それはチョット・・・。 |
|
余談 今回、新たに発見された「第三のコントローラ」 内部にはリレーを含む回路が内蔵されていたが 何の為のコントローラかは不明。 |
結果は・・・? 残念ながら、頓挫中です。(爆) |
ところで、肝心のエバポレータの温度検証に ついては検証中です。 PIAZZA 乗りでエアコンの話しをすると JR-120では温度を最低にしても生暖かい風が 出るという事を良く聞きます。 JR-130 では、そんなことは無かった、という 証言も・・・。 では、何が違うのか??? コレの検証が、エバポレータの温度検証、 すなわち 「エバポの証人」なのです。(爆) |
進展があったらUPします。 | トップ |
sub2o: 2004.07. 17