低フリクションプロジェクト

進化した補機を使わない手はない。

低フリクション オルタの効果は絶大!

  セルシオ用オルタ

 これは 130A のオルタである。  

 「省エネには LED を使う。だから
  オルタなんざノーマルで充分よ。」

 そう思っていたが、フリクションロスが
 少ないと聞いて気が変わった。

 オークションで格安で落札。
 ただ、距離などは不明なので
 バラしてブラシを点検する。
 相当減っている・・・。 

 幸いベアリングはまだ大丈夫らしい。
 まぁ、逝く時は音が出るだろうし
 とりあえずブラシは交換しよう。。 

          

 トヨタのディーラでは売ってくれなかった
 が電装屋さんを紹介してくれたので
 後日、そこで入手できた。

 黒いブーツは、その電装屋さんの
 ゴミ箱から拾って来たモノ (笑)。


 
後は取付 KIT を待つのみ。
 
 

 

  ファンベルト 
 

 以前から気になっていたVベルト
 をネットで入手。



 省エネベルト と言うタイプで
 伝導ロスを最大 6% 改善
 できるという。

 曲げたりすると、明らかに
 従来の Vベルトよりも柔らかい。
 ただし、これは自動車用ではない!

 産業用であり、寸法も少し異なる。
 気になっているが、一応耐熱性も向上
 したとのことなので実験だ。

 良い子は決してマネしないように(笑)
 ベルトを替える前に対策が必要。

 パワステベルトのテンショナーの
 ボルトとエアコンのベルトとの
 クリアランスが少ないので接触
 しやすいのである。

 さらに私の車の場合、左側のように
 変形していた為、ベルトの背に
 キズが付いている始末である。
 パワステベルトのテンショナーの
 ボルトの先端の構造を変更し
 飛び出した部分を減らす。

 右が改良版、これでどうだ!! 
 エアコンの ON/OFF 時にベルトが
 伸びたりする際にヒットするらしい。
 今回使用するベルトは柔らかいので
 よけいヒットしやすくなるかもしれない
 ので対策は必須だろう。
  テフロングリス封入プーリー

 地球上でもっとも摩擦抵抗が
 少ないというテフロンを使った
 グリスをベアリングに封入したもの。

 それよりも、プーリーの重さ
 の方が気になる?


 とりあえずパワステのベルトと
 プーリーだけ交換してみた。
 残念ながら体感できるような
 差は無い。
 しかし、ベルトの張り調整が
 判らない????
 柔らかいのでベルトを押してみても
 今までより多く伸びるのだ。
 また、滑っても音は出ないようだ。
 ひとまず、暖まっても滑らないように
 張り調整している。
 
 純正のパワステのベルトは
 A-28.8 だが、そんなサイズは
 無いので 29 をチョイス。
 しかし、A-30 以下のサイズは
 無い為、 AX-29 とした。
 もちろん幅なども違うのだが。

 一番下のベルトが AX-29


 なお、少し音が出るようだ・・・。
 ベルトの形状からか、常に
 微かにヒューという音がする・・・。
 2010.01.11 載せ替え KIT 到着!

 今日は残りのベルト交換を予定して
 いたが、天気が悪く、断念。
 その代わり(?) に 会長の Kさんから
 待望の オルタ載せ替えKIT が届いた。
 



 PIAZZA のオルタのベルトは V ベルト
 なのでプーリーを交換する必要がある。
 KIT には穴加工済みのプーリーが
 含まれている。

 ただ、セルシオのプーリーを外すのが
 非常に困難なので、秘密兵器を
 お借りした。
 スペシャルサンクスです。
 しばらく格闘のすえ、どうにか
 プーリー取り外しに成功。
 まさに特殊工具さま様である。

  V ベルト用のプーリーなら
 通常のレンチがかかるのだが。

 まだまだやることはあるのだが
 今日のところはここまで・・・。
 
 2010.01.17  残りのベルトも交換



 先週交換したパワステのベルトを
 一旦とりはずして確認。
 特に問題はなさそうだ。



 これは純正のエアコンのベルト。
 先述したようにテンショナーのボルトの
 先端に慢性的にヒットしているため
 ベルトに傷が付いている。

 オルタのベルトを外すのに随分
 苦労した。
 新しいベルトの方が若干長いので
 取り付けは楽だった。

 エアコンのベルトのテンショナーの
 プーリーも交換した。
 これもグリスが枯れており、外した
 プーリーを振ると カラカラ 音がした。
 さて、効果の方はと言うと・・・
 やはり特に体感できる差は
 無いような・・・?
 一週間乗ってると 5速での加速が
 若干良くなったような気もする・・・。
 2010.01.24  オルタの加工


 PIAZZA のオルタとブラケットを
 取り外し、セルシオのオルタに
 合わせて、加工箇所を検証する。



 
 ブラケットにオルタの一部が
 当たる。
 ブラケットに当たる部分に加え
 ブラケットに入る部分の厚みも
 若干削る。(入らなかった為)
 (写真中央、丸い部分)
 弓 の角も当たるので
 削る必要がある。
 サンダーで加工するが切り粉が
 入らないよう養生テープで
 グルグル巻きにして加工する。
 うーん、なんかレタスみたい・・・
 使用しない足もサンダーでカット。
 作業と関係ないが、こんなのも
 発見してしまう。
 ブローバイが入る所なので
 汚れ自体は問題ではない。

 ホースバンドから漏れてると
 したら、そっちが問題である。
 組み立て時には、注意深く
 増し締めしておく。
 2010.02.04  ブラシの交換


 オルタのブラシを交換する。
 左が新品。
 



 
 スリップリングの消耗は
 許容範囲内だ。
 軽くペーパーで研磨しておく。
 2010.02.05  プーリーの塗装


 オルタのプーリー(純正加工品)
 を塗装する。



 
 後日、プーリーの裏の一部の
 塗装を剥がしてからオルタに
 装着する。

 今回、プーリーに塗った色は
 スズキの 「スカイブルーメタリック」
 というもの。
 オルタは一部をグリーンに塗装。
 
 「青い空」 と 「緑」 をイメージした
  コンセプト・カラーである。
 大きさや形状は純正とは異なる。
 (左 が純正オルタ)
 2010.02.07  ステーの移設


 オルタが大きく、車体側にはみ出す
 ためエアコン配管のステーを移設。

 しかし、この日は元のオルタに戻す。


 純正オルタに取り付けられている
 コンデンサー。

 新しいオルタに移植しようと思ったが
 上手く取り付けできない・・・。
 いろいろ検討したが、無くても問題は
 無いようなので、取り外すことにする。

 2010.02.14  オルタの移設


 ようやくオルタ移植が完了

 B 端子の圧着端子の穴の大きさ等
 異なるが、リーマーで広げてごまかす。


 B端子周辺の配線は、大電流が
 流れるため、取り回しやショート対策
 など慎重に作業する。


 
 さて、エンジンをかけても
 警告灯が、いっぱい点灯!?


 配線も再確認したが異常なし。
 エ ンジンがかかればバッテリー電圧も
 14.3V になるので動作は正しいようだ。
 新世代のオルタの L 端子は
 PIAZZA 純正と動作が異なる
 コトが判った。

 ひとまず、簡単な対策で
 チャージ警告灯だけが
 うっすらと点灯するように出来た。
 さらにトランジスタなど使った
 対策回路を開発。

 これにより、チャージ警告灯の
 動作も正常になった。

 ※ 我輩の車はインパネの電球を
   全て LED 化しているためであり、
   電球のままなら、このような事は
   起きないようです。
   低フリクションオルタネータ インプレッション
 
 走ってみると明らかに車が軽くなったと体感できます。

  1.  アイドリング時にスモールが暗くならない。
     (エンジンも安定してアイドルしてるようです)

  2.  渋滞の上り坂でも 2速アイドリングでゴリゴリ登れる。

  3.  多少の登りでも 60km/h 程出ていれば 5速でグイグイ登る。

  4.  1速でしか登れなかった急勾配を 2速で登れた。

  5.  オーディオの音も良くなった。


  とにかくアーシングなどとは別次元の、はっきりと体感できるもの でした。
  まだ課題は残っていますが、やった甲斐ありました。


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10.05.09  sub21