タービン・アウトレットパイピング改良

             タービン・アウトレット部のパイプ交換を行いました。
                                     2001.03.03

                               メンテ   2010.01.24


改良前

タービンのアウトレットのパイプは挿し込み式ですが
最近、エアが漏れているようです。

遮熱板も汚れていて、ブローバイのオイルを吹いている
のが判ります。

純正ではパイプに直接バンドが溶接された構造で
増し締めしても効果なしでした。

改良後

純正パイプのフランジ部を切断し、シリコンホースでの
接続に変更します。

また、パイプ内部の段差を削って研磨し、抵抗削減を
図りました。
 
 

    
 パーツ製作  

パイピング加工

右の黒いパイプが純正品です。
サンダーで純正パイプのフランジ部を切断します。
フランジ部のふくらみを少し残してヌケ止めとします。

このパイプの外径が50mm無い為、シリコンホース
が、 ガバガバになります。
そこで、ノンアスベストのガスケット材を巻いて
エポキシ接着剤で固定しました。
(厚さ1.0mm バイク用品店で購入)

パイプ溶接部分の内部の突起部分削り落とします。
フランジ部の内部の段差部分もリュータで研磨。
パイプ内部も、リュータでツルツルに研磨します。(笑)


ホース製作

ホースは、「ターボホース 200B」です。
和歌山まで行ってキノクニで買ってきました。

内径50mm、全長70mmですが、そのままでは
長いので 50mmに切断します。
この長さは組みながら、現物合わせして決定しました。

ちなみに、太いシリコンホースを切断する時には、
写真のように、クランプを使った冶具を使っています。

鉄板とカッターの刃の間に、目的の厚さのスペーサー
を はさみ、クランプで固定します。
鉄板をシリコンホースのふちに当てて、シリコンホース
を回して行けば、一定の所に刃が当たる訳です。

なお、シリコンホースの内部には、適当な缶を入れて
加工中にホースが変形しないようにします。


 
以上の2つが出来れば、あとは組み上げるだけです。

タービンのアウトレット部は、元々入っていたゴムの
キャップを加工した物をはめたうえでシリコンホースを
かぶせてホースバンドで固定。

前から気になっていた部分だけに満足度も大きいです。
外観も、大変グッドです!!!
いつまでも、ニヤニヤしながら眺めていました。(爆)
 

                

                              効果
少しパワーが出たと、実感しました。
気のせいかと思ったのですが、A/F 計を見ると今までよりも燃料が足りなくなっています。
元々、私の車は燃調が薄いのですが同じ調子で踏んでいると、すぐに頭打ちしてしまいます。
・ ・ ・ と、いう事は ・ ・ ・やはり空気が漏れていたんでしょうネ。

とはいえ、これで普通にもどったのでしょうから、あまり自慢になりません。(笑)

                

 メンテ   2010.01.24
 オルタを外す為、パイピングを外したのですが
 組んでエンジンをかけると 「ピー」 という音が。
 上記の 「元々入っていたゴムのキャップを
 加工した物」 が裂けていたため、エンジン
 内部に入っては大変と、むしり取ったのが
 まずかったようです。
 風圧で笛のように鳴っているようです。

 45Φ のシリコンホースで代用しました。

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